まだ読み終わっていませんがブログのネタがないので少し感想を。
最近の Ruby 熱前に読み貯めていましたが、Ruby を知っていくにあたり、オブジェクト指向のキーワードや考え方を同時に知っていく必要があると感じ、手に取り読み進めています。
過去何度かオブジェクト指向について勉強しようとしたことはありましたが、そこまで必要に迫られなかったという点と、猫とか犬とかが出てきてニャーとかワンとか鳴く説明と実際のコードが結びつかず、覚えた事も身につかずいい感じに脳から揮発してきたという経緯があります。
この本は、よくある説明の 現実世界に当てはめて概念的に捉えようとする
方法を問題視しており、似て非なるものだと述べています。わかりやすくしようとした結果、混乱を招いたのは、まさに自分のケースです。
その後、プログラミングの歴史から入り、なぜオブジェクト指向が必要となったか、と続き、オブジェクト指向の3大要素(クラス・ポリモーフィズム・継承)がそれぞれどういったもので、なんの目的で存在するかが説明されます。
挫折した人向けを意識して書かれている為か、自分は今まで読んだオブジェクト指向の説明の中では一番しっくり来ています。(とはいえ、身体で覚えるためにはコードを書いてその利便性や、仕組みの有り難みを感じる必要があるでしょう)
人が楽をするために考えられたものですので、振り回されるのではなく、意図を持って使っていくことで活用せねばと思った春の終わりの夜でした。